白神眼科医院

白内障日帰り手術

 

涙道内視鏡手術

〒760-0079 香川県高松市松縄町37-7

 TEL/FAX   087-866-3730

涙道診療

涙道とは

私たちの目は涙で覆われています。涙は目を潤した後、涙点という穴から排出され、涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻腔に排出されます。この涙の通り道を涙道と呼びます。

様々な原因によりこの涙道に障害が生じると、いつも泣いているように涙が溢れてしまう流涙(りゅうるい)や、長期間にわたって目やにがでるなどの症状があらわれます。
しかしながら、このような涙道障害の症状でお困りの方を専門的に診断・治療できる医師は全国的に少ないのが現状です。
当院院長は涙道の専門医として、現在でも数多くの症例を担当しております。また、クリニックでは対応困難な症例については、香川大学をはじめとする他の医療機関でも対応できるよう連携をしております。
涙道障害の症状でお困りの方は、ぜひご相談ください。

涙道障害による症状

  •  いつも泣いているように涙が溢れている(流涙)
  •  長期間にわたって、目やにが続いている
  •  涙があふれて視界がぼやける、みえにくい、うっとうしい
  •  目から膿のような目やにが出る
  •  目の周りがただれる など

このような症状の場合、涙道のどこかで、閉塞もしくは炎症などの症状が発生している可能性があります。

主な涙道疾患

涙道閉塞

涙の通り道(涙道)のどこかが狭くなったり詰まったりするのが涙道閉塞です。主に加齢によって起こりますが、感染、顔面の骨折、蓄膿症など鼻の病気や点眼薬などの薬剤により起こることもあります。
閉塞すると、涙目、目やに、見え辛い、目の周りがただれるといった症状があらわれます。

涙嚢炎

涙道閉塞によって涙の流れが滞り、涙嚢の中で菌が繁殖して炎症がおこる病気です。涙、目やにが多くなり、涙嚢部分を圧迫すると膿がでるといった症状があらわれます。ひどくなると炎症が涙嚢の周囲まで広がり、強い痛みを伴うこともあります。

涙道内視鏡

涙道内視鏡は、直径約1mmのカメラ付き小型内視鏡です。 この涙道内視鏡を涙点から挿入し、涙道内部を直接内視鏡で観察しながら、閉塞している部位やその状態を確認した上で、閉塞部を開放することが可能になりました。
さらに、当院では高解像度の内視鏡カメラに加え、画像を立体化させる3Dシステムを導入し、視認性を高め、検査・手術を「より安全に、より確実に」行えるようになっています。

内視鏡
3Dシステム

当院は町田製作所製のwipefiverというシステムを使って画像処理を行っています。
画像を鮮明にすることで手術をより安全により確実に行うことが可能となっています。

涙道閉塞の治療

涙道閉塞の主な治療法には、涙管チューブ挿入術と涙嚢鼻腔吻合術があります。
涙管チューブ挿入術は当院にて日帰り手術で行います。涙嚢鼻腔吻合術は香川大学附属病院への紹介になります。

涙管チューブ挿入術

涙管チューブ挿入術は、涙点からチューブを入れて涙道をひろげる手術です。
涙道内視鏡を涙点より挿入し、涙道内部や閉塞部位の状態を確認して、閉塞部を開きます。その後、涙点より直径1㎜の涙管チューブを挿入して、閉塞部分をひろげ留置します。局所麻酔で手術時間は片眼15分程度、日帰り手術で行います。
涙管チューブはそのまま留置し、2か月後に抜去します。症状によっては長期留置することもあります。
術後は1~2週間ごとの涙嚢洗浄のため、半年程度は通院が必要です。

涙嚢鼻腔吻合術

涙嚢鼻腔吻合術は、涙嚢と鼻腔の間にある薄い骨の一部を一部取り除き、新たな涙道を作る手術です。涙道がふさがっている状態が長く続き、炎症や癒着が起こっている場合や、再発を繰り返す場合にこの手術が検討されます。
目頭の部分を切開して行う「鼻外法」と内視鏡を用いて行う「鼻内法」があります。全身麻酔を行うため、数日から1週間程度の入院が必要です。

手術費用

保険診療での涙管チューブ挿入術費用(自己負担額)

1割負担の方 2割負担の方 3割負担の方
自己負担金(片眼) 7,500円 15,000円 22,500円

※生命保険に加入しておられる方は、手術給付金を受けることができる場合があります。加入されている生命保険会社にご確認ください。

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